今回は、電線の上や駅、路上など、毎日見かけ、身近な存在である鳩について取り上げます。
過去に被害にあわれた方も多いかと思うので、これだけは知っておいた方がいいというポイントを厳選して伝えていこうと思います。
昔我々は、ハトの優れた帰巣本能を利用し、「伝書鳩」「通信鳩」として活用してきた歴史があります。彼らは何百キロも離れた別の場所に連れて行っても、自分の巣に帰ってきます。
この帰巣本能がトラブルの大きな原因になるのです。
実は私もベランダの機械の上に、ハトが住みかけ、大変なことになりました。
対策方法を確認していきましょう。
放置すると被害はエスカレートする
なぜハトが住みかけたかというと、ハトが羽休めに来た時にきちんと追い払わず、安心な場所認定されてしまったからです。
「ぽっぽー」と言う鳴き声が風物詩っぽくていいなと思っていたのが完全に裏目に出ました。
主に4つのステップを踏んで被害がエスカレートしていきます。どんどん滞在時間が伸びることになります。
レベル1.移動中の羽休め
レベル2.えさを待っている間や仲間を待つ場所として滞在
レベル3.明るい時間から夕方から夜にかけて長時間滞在するねぐら
レベル4.巣の設置
レベル4にちかくなるほど、鳩被害の主因となる糞が多くなります。
私は当時、駆除関係の知識は全くなかったので、レベル3近くまでいき、やばいと思って、ベランダ機械上に段ボールなどを挟んで物理的に場所をなくし、殺虫剤などでハト嫌がりそうな臭いを振りまきました。
それでも、ベランダにハトがくるので、ベランダで鳴き声がしたり、棒の上に止まる音がしたら、すぐに追い返しにいきました。
1ヶ月程度戦い、やっと諦めてくれました。
対策ツール
対策を行うにあたって、これがあったら便利だというものを上げていきます。鳩がベランダなどに止まるようになったら、すぐになんらかの対策をした方が良いです。
・鳩よけスパイク:洗濯棒の上にこれを設置すれば良かったと思ってます。またハトが来るようになったら設置します。
・忌避剤:殺虫剤などの臭いでの防衛もある程度効果があったようなので、物理的な障害とセットで設置してしまいましょう。
・超音波機:ハトが止まるたびにベランダまで走っていくのはほんとに疲れました。ベランダドアを開ける音で逃げていくので、音・光・超音波を出す超音波機に今後は自動で対処してもらう予定です。
・鳩よけネット:ネットを張るのが一番効果的ではあるのですが、作業が大掛かりになり、面倒なのでやりませんでした。もし、鳩が巣を作っていたら業者にお願いして、はってもらったかもしれません。
・効果がなかったもの:フクロウ・タカなどのカカシやホログラムは効果ありませんでした。
気をつけたい巣作り場所
鳩は雨風のあたらない高所に巣を作る傾向にあります。
ベランダを防衛したと思ったら、他の場所に移っただけの可能性もあるため用心しましょう。
・ベランダ
・太陽光パネルの下
・天井裏
・室外機の裏
・雨どい
・建物の壁と壁の隙間
複雑な建造物であればあるほど巣が作られやすいといえます。
該当箇所が複数ある方は、1箇所だけでなく、家のまわりを一周回ってみて確認したほうが良いでしょう。
まとめ
ハトは身近な存在であり、脅威もあまり感じないので、ついつい放置しがちですが、後々取り返しがつかないことになりますので、初期の時点でしっかり対策しましょう。
もしレベル4にいたり、巣をつくられてしまった場合は、おとなしく駆除を依頼しましょう。