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駆除対策用木酢液の作り方!万能駆除ツールの紹介と効果的な使い方

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今回師匠が愛用している木酢液の利用法を解説していきます。

木酢液は、木炭や竹炭を作る時に発生する水蒸気を冷やした液体で、それをさらに濾過することで、虫除け効果や植物育成だけでなく、駆除ツールとしても利用されます。

木酢液は、焦げた酸っぱい香りを出すため、山火事を野生動物に連想させ、忌避行動を取らせます。

成分は木タール・酢酸・メタノール・アセトン・アセトアルデヒド・フェノール等、200種類以上にものぼるものが含まれています。

作りたての状態では有害成分が含まれていることがあるため、数ヶ月放置して、ろ過することで、やっと家庭で使えるようになります。

そのため、木酢液を購入される際は、きちんとした製法で安心して使える商品を選ぶことが重要です。

市販品を購入する場合には、6ヶ月以上静置・ろ過され、ワインレッドで透明なものを選び、濁りや沈殿物が見られるものは避けた方が良いとされています。

木酢液の効果

木酢液の効果を簡単に紹介します。

1.忌避効果

木酢液の臭いは、動物にとって火事を連想させるため警戒させることができます。害獣の寝床や通り道に撒くのがおすすめです。

2.糞尿の脱臭効果

ペットの糞尿の臭いを和らげたいときにも使うことができます。強酸性の木酢液には、アンモニア臭を中和させる働きがあるため、犬の散歩の際に使ったり、野良猫の糞尿被害にも使えます。

3.堆肥の発酵促進・土壌改良

堆肥に混ぜると、発酵が促進され栄養豊富な堆肥を作ることができます。

土壌に混ぜて使うことで細菌を殺菌したり、アルカリ性の土を中和させるなど土壌改良をすることができます。

4.植物の病気予防

モザイク病などの病気を防ぐことができます。液をかけても光合成は可能です。

木酢液の作り方

市販の木酢液の原液に、唐辛子を加えたオリジナルの木酢液を作る方法を紹介します。

まず、濁りや沈殿物がなく、6ヶ月以上ろ過され、ワインレッドで透明な木酢液原液を用意します。

その中に唐辛子(すりつぶしたにんにくでも可能)を入れ、プラスチック容器や瓶などに保管します。

鉄やアルミ製の容器は溶かしてしまうので使用しないようにしましょう。

1ヶ月〜2ヶ月ほど漬け込んだら害獣撃退用木酢液の完成です。

忌避目的で使う場合、この原液を2~5倍に薄めて使いましょう。
木酢液の独特な匂いを嫌がって、害獣が近づかなくなります。通り道や畑の周辺に散布しましょう。

濃度が濃いため、作物に直接かかると被害がでますので注意して使用しましょう。

脱臭目的で使う場合は、原液を10~50倍に薄めて使いましょう。
ペット用品や排水溝などの脱臭の場合は、200倍程度に薄めましょう。濃度が高すぎると傷みに繋がります。

保管する際は、直射日光が当たらない場所で保管しましょう。

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