害獣被害 屋内

屋根裏動物の正体を暴く!家を脅かす侵入者からの防御策

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「屋根裏から物音がする。どんな動物か気になる」
「見てみたいけど、ちょっと不安……」

そんな方が最近増えてきました。

先月「屋根裏に動物がいるので、なんとかしてほしい」という連絡があり、師匠と共に現場に行ってきました。

農作業をされている方でしたが、目の下に大きなクマができ大変困っていらっしゃいました。

屋根裏に動物を放置してしまうと被害はエスカレートし、騒音だけでなく、悪臭や汚染・衛生被害などにつながります。

今回はそんな屋根裏に侵入する動物の紹介と対策を共有していきたいと思います。

屋根裏に侵入しやすい動物の特徴と被害傾向

ハクビシン、イタチ、ネズミ、アライグマ、コウモリ、ハト、タヌキが主な侵入動物となります。

タヌキはそこまで木登りは得意ではないですが、実際に屋根裏に住み着いているのをみたことがあるので、知っておいて損はないかと思います。

ハクビシン

額から鼻にかけて白い線が入っています。

夜行性であり、木登りが得意なため、屋根裏や木々に住み着くことが多いです。

足裏の足裏の吸盤のようなものを使って、ツルツルの塩ビ管でも器用にのぼります。

長いしっぽを器用に揺らし、電線のような細いものの上も移動できてしまいます。直径1mm以下の線でも綱渡りできたという報告もあります。

頭から尾まで約1メートルと、尾が長く、体の4割を占めています。

この尾の長さで、簡単にアナグマやタヌキとの区別をつけることができます。

たぬきと同じように、同じ場所で排せつを繰り返す「ためフン」を行う習性が特徴的です。

屋根裏部屋に潜まれると、異臭と建物劣化、大量の害虫が発生し続ける凶悪な汚染領域を作り出します。

通年繁殖し、平均2~3匹の出産を年2回まで行えるようです。

大抵は、騒音などで深刻化する前に住み着いていることが発覚するのですが、もし気づかなかった場合は、いつの日か腐った天井と汚染物質が降ってくることになります。

リフォームをしなければならないほど家が痛んだという人はかなりの数いらっしゃいます。

イタチ

ペットのフェレットと外見が似ており、大変可愛らしいイタチですが、最近では、山だけでなく、都心部にも現れ、損害を与えています。

作物やゴミを荒らしたり、屋根裏などに住み着くなど、問題視されてきています。

直近では同僚が民家の屋根裏からの駆除を行いましたが、「もうイタチと関わりたくない」と言っていました。

全国のほぼ全域に生息する夜行性の動物です。

雌雄で大きさが異なり、オスは全長40から50センチメートルとメスより15cm大きいのが特徴です。

運動能力が高く、垂直の壁を登ることができ、泳ぐことも得意です。

さらには、体が柔らかく、数センチの隙間からでも侵入できてしまいます。

簡単に民家の床下や天井裏に潜り込めてしまうのです。

ちなみに、とても強烈なオナラを発します。

外敵に襲われたときに、臭腺からおなら(いわゆる、イタチの最後っ屁)を放つのですが、これが強烈に臭いようです。

同僚は運んでいる車の中で、この最後っ屁をされて、数日間、臭いが鼻から離れなかったといいます。

キッチンの上などでされた日には食事が喉を通らなくなりますし、敏感な方は家の中にいられなくなります。行政に家に居られないと連絡する人も過去にいたようです。

ちなみに、スカンクはイタチ科となります。

生活スタイルを一定期間変えなければならなくという意味では、かなり厄介な動物といえるでしょう。

他の動物と同じように建築材(特に断熱材)の破損や糞尿による環境汚染・悪臭もエスカレートするので、なるべく早めに対処したいところです。

イタチは獲物を巣に持ち帰るので、屋根裏が死骸まみれになります。

ネズミ

日本全土に生息するねずみの種類は、10種類ほどといわれており、このうち、問題になるのがイエネズミと呼ばれる、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類です。

ネズミが、いろいろなものを齧るのには理由があり、ネズミの歯は生きている限り伸び続けるため、齧ることで削って、調整を行っているのです。

およそ週に3mm程度という非常に速いペースで成長します。

なので、食料にもならない硬いコンクリートや鉄なども齧るのです。

ネズミはなんでも齧るため、電気を供給するインフラである電線を破損させて火事を招いたり、柱・壁をかじり家屋の価値を下げるだけでなく、倒壊リスクも高めてしまいます。

温かい場所や柔らかい場所を好むため。布団や断熱材、ソファに住みつきます。

ネズミ由来の感染症として有名なのがペストです。

これは、ねずみの血を吸ったノミが人間の血を吸う時に感染する病気です。すでに治療法があるようで毎年日本でも数千人の患者を出していますが、そこまで問題になっていません。

現在一番警戒されているのが、ハンタウイルス肺症候群です。

治療法はなく、呼吸管理など対症療法が中心となります。

発熱や頭痛、筋肉痛、関節痛、おう吐・おう気、下痢などにはじまり、二週間程度で急激に呼吸不全に陥るようです

ウイルスを持ったげっ歯類の糞や尿が、粘膜や傷口に直接触れたり、排泄物の含まれたほこりを吸いこむなどすると感染します。もちろん、咬まれることでも感染します。

ほこりレベルで感染するため、このウイルスを持ったネズミに住みつかれてしまうと感染は避けられないといえます。

アライグマ

その愛らしい外見に反して、アライグマは多くの問題を引き起こしています。見た目は可愛らしいですが、非常に攻撃的な動物です。

鋭い牙と爪を持ち、脅威と感じると、人間を含む他の動物に対して攻撃を行います。

餌をあげようと、不用意に近づいたり触れたりすると、大きな怪我を負う可能性があります。

アライグマは非常に器用で、運動能力が高いことで知られています。

木登りや泳ぎが得意で、これらの能力を活かして食物を探したり、ねぐらを作ったりします。

また、アライグマは複数のねぐらを持ち、転々としながら生活します。

これにより、一箇所に留まらず広範囲にわたって農作物等に被害を与えます。

泳ぎも得意なため、餌場への移動は河川や用水路などの水際を利用します。

夜行性であるため、建物に侵入して天井裏などにねぐらをつくられた場合、夜に騒音を立てます。

ちなみに、よく間違われるたぬきとは、尻尾のシマシマで区別できます。

アライグマは、狂犬病やアライグマ回虫による幼虫移行症など、人間にも感染する病原体を保有しています。

これらの病気は人間にとって非常に危険で、特に狂犬病は未治療の場合ほぼ100%致死率です。

さらに、アライグマの糞尿や血液、唾液など間接的に触れることでも感染するリスクがあります。

直接触っていないから大丈夫と油断してはいけません。特に小さいお子さんがいる家庭は注意しておきましょう。

コウモリ

コウモリは、翼がある珍しい哺乳類で、日本には35種生息していると言われております。昔は、害虫を食べてくれるため、益獣として、崇められてきました。

ただ、最近は天敵がいない都市部で、どんどん数を増やし、家屋での被害が増加しているため、「飛ぶドブネズミ」と呼ばれるまでになってしまいました。

夜行性で、基本的に暗くジメジメした場所が好きです。

家のなかでも屋根裏、瓦の下、換気扇の隙間、エアコンの中などを巣にします。

最も多い被害が糞尿被害です。

他の動物と違うところは、大人の手のひらサイズであるため、通気口や換気扇・エアコンなどに潜り込んで、居座ってしまうことです。

特に問題になるのが、室内の温度調整の役割をおっているエアコンへの被害で、配管と壁の接続部分から侵入し、エアコンが作動しない原因をつくります。

危険がない限り住み続けるので、当然その場所に糞尿が溜まり続けることになり、それらが原因でアレルギーを発症する可能性もあります。

ハト

鳩は雨風のあたらない高所に巣を作る傾向にあります。複雑な建造物であればあるほど巣が作られやすいといえます。

基本的には糞尿被害となります。

もし一度鳩の居住レベルが「巣の設置」に到達し、「伝書鳩」「通信鳩」として活用されてきたハトの優れた帰巣本能が発動してしまった場合、永遠に鳩が屋根裏に通い続ける可能性があります。

タヌキ

タヌキはそこまで木登りが得意ではないので、家屋への侵入は床下が多いですが、屋根裏から侵入されることもあるようです。

潜んでいるところに、異臭と建物劣化、大量の害虫が発生し続ける凶悪な汚染領域を作り出します。

臆病なので、どちらかというと空き家や使われていない倉庫などに、入り浸ることが多く、発見が遅れがちです。

イヌ科タヌキ属に分類されます。体長約50㎝程度でお散歩している中型犬とだいたい同じサイズと思って良いでしょう。

単独または家族単位で行動し、縄張りは持ちません。

毎日ほぼ同じ場所にため糞をすることで、他のタヌキに自分の健康状態やエサ場所の情報を伝えます。

住み着かれると大量の糞がたまることになるので気をつけましょう。

 

効果的な駆除対策

万が一のことがありうるので、基本的に屋根裏に入るのは得策とは言えません。

簡単な順に3ステップで対策法を共有します。

レベル1. 忌避剤

まずは、忌避剤を撒くこと。

汎用性が高く、安い、木酢液を作成し、まきましょう。

作成方法は下記ブログを参考にしてください。

ネズミ、コウモリ、ハトの場合は特徴的な痕跡を残すので、確定できた場合は各々専用の忌避剤をまきましょう。

ネズミの場合は、黒い通り跡、コウモリの場合は、家の壁についたおしっこの跡、ハトの場合は鳴き声と特徴的な糞で判別可能です。

詳しくは下記のブログを参照ください。

レベル2. 穴塞ぎ

餌で家の外に誘き出して、留守の間に簡易的に穴や隙間を金網などで塞いでしまい、侵入経路を断ってしまうことです。水・木曜日で外での誘き出しを習慣化させ、金土の夜に作戦実行するなど工夫しましょう。

煙で燻り出そうとすると、慌てた子供が、建物の隙間にはまって、屋内で死んでしまうということになりかねませんので、使用は控えましょう。

レベル3. 駆除業者に連絡

どうしようもなくなったら駆除業者に連絡しましょう。行政に連絡しても良いです。

動物を寄せ付けないために

動物を寄せ付けないように日頃から家の周りの整理整頓を行いましょう。

特に身を隠す場所をなくす、雑草がりなどは効果的です。

野生の動物は天敵を意識するので、安易に自身の姿を晒すのを嫌うためです。

もちろん生ゴミや腐りかけの農作物などを外に置かないようにしましょう。

格好の餌場だと見なされると住み着く口実を与えます。

もし、どうしてもゴミを外に出す場合でもきちんとゴミネットボックスなどを活用しましょう。

まとめ

どうでしたでしょうか。具体的な危険性もわかってきたのではないでしょうか。

しっかりと動物の特徴を理解し、段階的に対策を行なっていきましょう。

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