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アナグマ駆除を自分で成功させる手順!被害を防ぐために知るべき特徴と習性

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アナグマは、「ムジナ」と呼ばれ、古くから日本に生息しています。

近年では害獣として認知されるようになっていますが、そこまで話題にならない動物で、私も都会から離れ、始めて知りました。

農作物に被害を与えることで知られており、「スイカやとうもろこしをかじられた」とよく相談を受けます。

クマ科ではなく、イタチ科に属している動物です。白い線模様が入っていることからハクビシンと間違われたり、体型からタヌキと間違われることがあります。

北海道を除いた本州・四国・九州などに広く分布しており、主に森林地帯や里山に生息していますが、最近では都市部で目撃されるケースも増えています。

全長は約40cm~70 cmと少し大きめです。

夜行性のため、昼間は巣穴で休んでいますが、日中に活動している姿を目にすることもあります。

かわいい見た目とは裏腹に、獰猛な性格の持ち主なので無闇に近づかないようにしましょう。

アナグマによる被害

アナグマの数は年々増加しており、昨今は、人里を最高のエサ場として認識しているようです。

農作物への被害も拡大してきました。

イチゴ、スイカ、トウモロコシや落花生など甘みのある作物や果物への被害が報告されています。また、養蚕施設に入り込んで蚕を食べたという事例もあるようです。

特に今問題視されているのが、建物下の巣穴がもたらす地盤の緩みです。

地震などの発生時に建物倒壊リスクが高まるなど極めて危険な状況をもたらします

駆除対策

嗅覚がとても優れているので、忌避剤を使うのが一般的です。山火事の臭いに似ている木酢液をよく使っています。

また、音声・光・超音波を用いて威嚇してくれる超音波機を導入するのもいいでしょう。太陽光パネルで手間がいらないものを選ぶと便利です。

駆除後の対策

  • 生ごみを屋外で保管したり、未収穫の果樹を放置したりしないようにしましょう。
  • 家の周辺の手入れをしましょう。雑草を処分し、見晴らしをよくしましょう。
  • 侵入経路になりそうな穴や破れは補修しましょう。DIYグッズで対策可能です。

アナグマの生態

食性

雑食で、昆虫、甘い果物や野菜を特に好みます。

ミミズや幼虫を食べたり、スイカやトウモロコシ、落花生、イチゴ、柿など、様々な農作物を食べます。

また、ゴミ捨て場を荒らして人間の残飯を食べるケースも増えています。

行動様式

攻撃的な性格で野性本能が強い動物です。

強い爪が生えた前足と鼻を使って、穴を掘るのが得意です。

山の斜面や竹林、木の根元に巣穴を掘って普段は生活しています。

時々建物の床下に潜り込むケースもあります。

巣穴は複数の穴を連結して作られ、多数の部屋を作る大規模な構造となります。

そのため、この大きな巣穴は、タヌキをはじめとした他の動物たちの棲み家にもなります。

「ためフン」の習性があるので、巣穴付近にフンが蓄積されていれば、アナグマが生活している可能性があります。

夜行性で昼間は巣穴の中で休み、食事は単独で行いますが、巣穴や縄張りは群れで共有します。

身の危険を感じると死んだふりをするそうです。安易に近づかず、棒などで突いて確認してから近づきましょう。

 

まとめ

あまり知られていないアナグマですが、アナグマ特有のリスクがありました。

大規模な地震が増えている日本では、地盤の緩みは死活問題なので、早急に対策しましょう。

対策が効果がない場合は、行政や業者に依頼しましょう。

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