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タヌキ駆除を自分で成功させる手順!被害を防ぐために知るべき特徴と習性

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古くから日本全土に生息する野生動物です。

アニメに描かれているように、共存して親しまれていたこともありましたが、昨今では、山林や田畑のみならず、都会にも出没する厄介者となってしまいました。

平野部を中心に範囲を拡大しており、東京都内でも、住宅に住み着く被害が相次いでいます。

鳥獣保護管理法に該当する鳥獣であり、可愛いからと言ってペットにはできませんので注意してください。

タヌキの危険性

特に厄介な点として、同じ場所で排せつを繰り返す「ためフン」を行う習性があります。

タヌキはそこまで木登りが得意ではないので、家屋への侵入は床下が多いですが、屋根裏から侵入されることもあるようです。

潜んでいるところに、異臭と建物劣化、大量の害虫が発生し続ける凶悪な汚染領域を作り出します。

臆病なので、どちらかというと空き家や使われていない倉庫などに、入り浸ることが多く、発見が遅れがちです。

日頃使わない空き家などをまわる際には、ため糞がないか確認し、対策をしておきましょう。

タヌキの生態

食性

雑食性のため何でも食べます。果樹、野菜、いも類、イネ、カキ、トマト、バッタ、カエル、ネズミ、昆虫類や小動物などを食べます。

都会に味をしめたタヌキはゴミ袋を荒らすこともあるので、注意しましょう。

行動様式

イヌ科タヌキ属に分類されます。体長約50㎝程度でお散歩している中型犬とだいたい同じサイズと思って良いでしょう。

単独または家族単位で行動し、縄張りは持ちません。

毎日ほぼ同じ場所にため糞をすることで、他のタヌキに自分の健康状態やエサ場所の情報を伝えます。

さらに、マーキングの役割も果たし、他の動物に存在を誇示します。

かなり臆病なので、車のクラクションなどに驚き、気絶したところで轢かれてしまうことが多いようです。

ただ、子連れの場合は、凶暴になることがありますので注意しましょう。

人の気配の少ない建物、物置倉庫、静かに暮らす高齢者宅や空き家などの床下などに入りこみます。

冬眠はしません。

アライグマとの見分け方は、尻尾を確認すると良いでしょう。アライグマは尾に縞模様がありますが、タヌキの尾に縞模様はありません。

駆除対策

臆病なので他の動物よりは比較的対策しやすいかと思います。巣をつくられてしまうと追い出しには時間がかかるので早めに対策に取りかかりましょう。

忌避剤:市販の害獣用忌避剤や木酢液を用いるといいでしょう。師匠は木酢液がお好きで、理由を聞いたら、 木酢液の放つ臭いが、獣にとっては、山火事の臭いに似ているためとのことです。木酢液を入れたペットボトルを侵入口付近におくなど工夫しましょう。

超音波機:臆病な性格であるため、音や光、超音波も比較的効果的です。巣穴の入り口や通り道におき、住み心地が悪い環境を作りましょう。一度挿しておけばソーラーパネルで自動給電されるので手間要らずです。

駆除後の対策

  • 生ごみを屋外で保管したり、未収穫の果樹を放置したりしないようにしましょう。
  • 家の周辺の手入れをしましょう。雑草を処分し、見晴らしをよくしましょう。
  • 侵入経路になりそうな穴や破れは補修しましょう。DIYグッズで対策可能です。

まとめ

タヌキは、見つかりにくい場所にいるため発見までに比較的時間がかかる動物ですが、ため糞などの特徴がはっきり出るので、見つけたらなるべく早く駆除対策を行うようにしましょう。

もし、繁殖が始まっており、自身での駆除が難しい場合は、行政や業者に依頼しましょう。

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