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//閑話休題
今日は移動及びお経を聞く必要があったので、パソコンをさわる代わりに「超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」を読んだ。
アフリカの女性用のウィッグなどで収益を上げている化学メーカーカネカの話から始まり、日本の中古自動車のオンライン販売を行うBeforwardなどの話を興味深く感じた。
これらはまさに需要があるところにビジネスがあるの典型で、ビジネスは何らかの課題の解決により評価されることがよくわかる。
その中でも面白く感じたのが、MPESAモバイルマネーサービスで、さまざまな金融派生商品および国際送金により更なる発展をするように思える。
モバイルプリペイドアカウントと個人に一つ割り振られる国民IDにより自由にお金のやり取り及び現金化できる仕組みで、先進国では資金決済法に引っかかりできないことを、既得権益がいないためすんなりと実現できている。
サーバーに数字が残るので財布・携帯紛失の問題もなく、資金移動を全て押さえて置けるので、信用リスクを算定でき、保険などの関連商品も売りやすくなっている。
今後も実験国家として先進技術の検証場所になることが予想され、そのようなマーケットには是非とも参画していきたいものである。
先進国では規制により実現が難しい、下記のような先進技術がマーケットに導入され活躍している。
・遠隔診断/AI診断サービスBabylon/babel
・血液や医薬品などドローンによる商用物流Zipline
・モバイル式ハンディタイプ超音波診断機Butterfly
・国際個人間送金を可能にするアフリカクロスボーダーp2pネットワークChipper Cush
・Uber型トラック物流Kobo360
https://www.businessinsider.jp/post-33147
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4d79cbb87a8a66167664558ef24ef1e3c4ed97?page=6
また、ライブマーケティングVskitsにより一部の国ではTVコマーシャル以上の宣伝効果を持つ、TIKTOKのようなキーオピニンオンリーダーによる宣伝システムを構築し、「総ジャパネットたかた現象」を引き起こしている。
アフィリエイトの調整とキーオピニンオンリーダーの管理を行うことは今後のマーケティングの重要ポイントになっていきそう。特にキーオピニンオンリーダーの管理は広告代理店以外では比較的新しいカテゴリーとも言えるので、以前のビジネスモデルの分析にも挙げたワークマンはかなり先進的なことを行なっているのかもしれない。
検査専門センターVital rayは、病院が高価な医療機器をアウトソーシングして、複数の病院の医療機器を一括運用する施設であるため、こちらは今後日本で実現しても良さそうに思える。
https://vitalray.com/
参考:アフリカ関連
今後の技術はアフリカの市場を経由し、検証結果を持って各国規制を整備していく流れになるのかもしれないので、最新動向と何ができるかは押さえておくようにする。