本日NIKEのSNKRSアプリで人気シリーズエアマックスのエアマックス90DuckCamoが発売されました。(もう完売したみたいです・・・)
最近知ったモノのストックマーケットstockXで、もしその新品シューズが出品されたら利益が出るのかを検証してみました。
※こちらは転売を推奨するものではありません。違法なのでやめましょう。
検証してみた結論は、一足単体では取得にかかる労力・時間効率などを考えるとあまりペイしないです。(一回の取引で子供のお小遣い程度は出るようですが)
もし利益目的でやるのであれば組織的にやる必要があるのでしょうが、その時間や手間を考えると別のことに注力したほうが稼げるように感じます。参入障壁も低いので、継続的に稼ぐには難しいビジネスです。
ちなみに今回の検証の前提は、SNKRSのアプリまたはショップで定期的に販売される人気商品を購入(抽選で当てる必要があるor朝からショップに並ぶバイトを雇うなど )して、stockXに出品した場合を考えています。
リサイクルショップなどで中古品を買い集めヤフオクなどで売買するスキームもあるのでしょうが、あまり興味がないので割愛します。
前置きが長くなりましたが、検証に移っていきたいと思います。
まず、アプリに表示されていた正規エアマックス90の値段は日本円で15,400円。米ドル換算すると139.09ドル。つまり、これが仕入れ値となります。
同じ商品をstockXで検索し、取引額を確認すると、230ドルであれば即時売却できるのでこちらで売却するとしましょう。
そうすると、売却金額から仕入れ値を引いた90.91ドルが粗利益となります。もちろん、より値を釣り上げてビットすることで、売却益をさらに大きくすることもできます。
ここから、stockXを通して販売することにかかる下記コストを考えます。
transaction fee(9.5%):21.85ドル
payment proc(3%):6.9ドル
shipping :30ドル程度
費用合計:58.75ドル
粗利益から費用を引くと儲けは32.16ドルとなりました。確かにこれだけを見ると20%程度の利益率なので、かなり優良なビジネスのように思えてしまいます。
ただ、これは100%確実に入手できた場合の儲けなのであって、抽選やショップでならぶコスト、さらに、商材を入手するためにかかるタイムスパンの長さなども考慮に入れる必要があります。
おそらく、大量の注文アカウントを作り、購入シェアを争うという血みどろの戦いも裏で行われていると思うので入手確率はかなり少なくなってくるのではないかと思います。
このため、一昔前に荒稼ぎしていた転売屋はノウハウ販売という形で安定した収益を構築しようとしているのだなと、みていて面白く感じます。
今回着目してほしいのは、むしろ、間に入っているstockXのビジネスモデルのほうで、彼らはマッチングサービスを提供することで12%前後の収益を安定的に上げることができています。
これをみたら、いかにマーケットを作ったものが強いかが、わかりますね。次のstockXを作りましょう。