シリコンバレーのエンジニアの採用事情について調べてみました。
エンジニアのクラス分けの仕組みについては下記の記事が大変参考になりました。
実際はサラリーマンとあまり変わらない評価制度でした。
優秀かどうかの判断は、所属しているクラスと過去に携わったプロジェクト内容になりそうです。
上のクラス、ディレクターレベル以上になると、ほぼエンジニアでないビジネス経験者で代替できそうです。
シリコンバレーにエンジニアが集まるのは、給与の良さと明確なランキングによる他社への転職性能にありそうです。
シリコンバレーエンジニアには、IPOしそうなのベンチャー企業に移り、ストックオプションによる株取得で平会社員にして、即ミリオネアになるという一撃必殺技を保有しており、IPOのにおいがするベンチャーへの移りやすさという点では、シリコンバレーで明確にランク付けされている企業に所属することは転職成功率と速度が上昇するのです。
となってくると、シリコンバレー企業へ参加すること自体が重要な意味を持つようになり、需要が高まるので、ハードルも上がり、優秀な人材も集まるという生態系のようです。
最初の新卒入社のハードルとなるのは大学の専攻で、ここがコンピュータサイエンスでないと厳しいようです。学歴ロンダリングするなら、コンピュータサイエンスが有効です。
救済措置として、Udacityなどのオンラインコースの受講などがありますが、基本的には、即戦力文化で現場経験がある人を優先して取るので、エンジニア職歴がないと厳しそうです。
留学生の異様なエンジニア専攻者の多さはここにつながっていたのかと、いまになって納得しました。
結局、採用ガチャで安定してアベレージ以上の能力者を引くためには、世界標準ランキング持ち企業のタイトル保持者にオファーが殺到することになるのでしょう。
スキル持ちの評価には、それ以上のスキルを保有している人が時間を投下して評価しなければならず、自社製品の開発と採用に投下する時間のせめぎあいの中で、大企業でない限り、高ランクスキル保持者が十分な時間を投下して判断することは難しいのだろうと想像します。
エンジニアは天才プログラマーの存在などスキルによる無双が可能らしいので、スキル重視の仕組みが敷かれているのかと思っていましたが、実態は違っているようです。
このため事業は、全体像を描いた後に、その開発・処理を細分化して、機械的に担当を割り振って進めていくことになりそうなので、全体像の精度がすべてを決めることになりそうです。
ここにどの程度のエンジニアとしての力量がかかわってくるのかはいまのところ不明です。
次は、天才プログラマーはどこが天才だったのか、どのようにその能力を発揮できたのかを調べてみてもいいかもしれません。自分で創業してしまうパターンが大半なのでしょうが。
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