ビジネスモデル事例集

800万ダウンロード!無料で通信料を節約できる「タウンWi-Fi」のビジネスモデル

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ついに、800万ダウンロードを突破した「タウンWi-Fi」を皆さんは使っているでしょうか。無料で通信料を節約できるアプリです。

タウンWi-Fiとは

このサービスは、接続可能な無料の公衆Wi-Fiを探し、自動で接続・認証してくれるので、スマホの通信量を削減して、通信キャリアの速度制限を気にせずにネットが利用できるようになります。

私は個人用の携帯の契約は最安のものを選び、常に、Wi-Fi接続のみで生活しています。

「タウンWi-Fi」は2016年5月にリリースされ、一時期Wi-Fiスポット提供側からバッシングを受けるも、フリーWi-Fiスポット提供側に配慮した機能を搭載し、その後も続伸、2019年11月に株式譲渡によりGMOインターネットグループ傘下に加わりました。

資金面と送客面でGMOインターネットグループの支援を得て、1000万ダウンロードを目指す目標を立てています。

タウンWi-Fiの特徴

アップデートされたタウンWi-Fiの特徴としては3点あげられます。

1.近くのWi-Fiに自動で接続
対象スポットは現在50万スポット以上に上り、今後も増加する見込みです。

2.遅延が発生するWi-Fiに自動接続しない
遅くて使えないWi-Fiには接続しない機能が追加されました。

3.安心なセキュリティ
WiFiプロテクトを使うことによって、Wi-Fi接続時の通信を自動的に暗号化します。安心してWiFiを利用することが出来ます。

コンビニですと、セブンイレブン、ローソン、ファミマがフリーWi-Fiサービス提供してますし、カフェの場合、スタバ、ドトール、タリーズコーヒーなどで利用可能です。私はいつもスタバで利用しています。

ちなみに、このアプリで月間16GBをタウンWi-Fiで節約しているヘビーユーザーの学生もいるようです。

タウンWi-Fiの問題解決

タウンWi-Fiは、通信制限というスマートフォンユーザーの誰もが抱える問題を解消するだけでなく、会員登録が面倒な公衆Wi-Fiへの接続を簡易化してくれるというメリットもあります。

現在、国外も含めると200万以上のWi-Fiスポットにログインが可能で、日本以外では、韓国、アメリカ、台湾、香港、マカオでサービスを展開してます。

同時に、タウンWi-Fiユーザーが、未対応のWi-Fiスポットに繋がると、その情報がログとして個人情報を抜いた形でタウンWi-Fiサーバーに蓄積されます。

そのデータをAIを用いて分析することで、Wi-Fi接続に必要な手順を解析、新しいWi-Fiスポットとして「タウンWi-Fi」に追加していきます。この「Wi-Fi認証AI」により、今後さらに利用可能なWi-Fiスポットが増加することが予想されます。

タウンWi-Fiのビジネスモデル

では、無料のサービスを提供する「タウンWi-Fi」はどこで収益を獲得しているのでしょうか。ここがわかれば、怪しいサービスかどうかの見分けがつくはずです。ビジネスモデルを確認していきましょう。

実は「タウンWi-Fi」は、Wi-Fiを通じて広告や測定サービスを用いて、収益を上げているのです。なので、タウンWi-Fiにとっての顧客は、利用者ではなく、利用者を集客したい小売店舗などになります。

それらの企業や店舗へ提供するサービスには、2パターンあります。

一つは、位置情報をもとにアプリのプッシュ通知を利用してクーポン情報などの広告を配信する「TownWiFi Ads」

メッセージは、ユーザーの性別・年齢以外に、店舗からの距離や来店経験の有無・頻度を設定して配信することができます。

Wi-Fiチラシの利用料金は、初期費用・固定費は無料で、来店数に応じた金額のみがカウントされる成果報酬型となります。

Wi-Fiを導入するだけで、新たなマーケティングツールを獲得できるので、導入店舗・企業側にもメリットになります。

もう一つは、店舗のWiFi接続を検知することで見込み顧客の来店測定を行う「TownWiFi Analytics」です。

集客効果を測定できるので、マーケティング手段別に費用対効果を割り出す際には重宝されます。

このようにビジネスモデルも確立されているサービスなので、まだダウンロードされたことがない方はこの機会に「タウンWi-Fi」を試されてみてもいいかもしれませんね。念のためダウンロードリンクをこちらに貼っておきます。→iphoneandroid



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