日本ではよく南向きの部屋が良いという話を聞くのでどういうことか調べてみた。
南向きの部屋は、昼間の長い時間日光が差し込むことが大きな特徴としてあげられる。
なぜ日当たりがよくなるかというと、北半球である日本では、時間帯による違いはあるものの、太陽は東から昇り、南の空を横切ったのち西へと沈むからだ。
しかし、そのメリットを覆すデメリットもあるのだ。
南向きの家は道路に面していることが多いため、通行人から家を覗き込まれたり、車の走行音などの騒音がよく響く構造になっているようだ。
人の目を気にする方は一日中カーテンを閉めてしまうため、そもそもの日光をとりこむことができなかったりする。
また、一般的に南向きというと、「リビングが南向き」であることを指しており、この場合、寝室や子ども部屋は北側に配置している場合が多くなる。
寝室や子ども部屋は全く日が当たらない可能性もある。つまり、どの部屋の日当たりをよくしたいかによっても選ぶ向きは異なるのだ。
下記に一般的な向きによる一長一短を示すことで今後の参考にしたい。
・南向きの住まい
メリット:風通しや日当たりの良さを重視。
デメリット:高めの価格設定。北向きの部屋を基準とすると、西向き・東向きの順に数パーセントずつ高くなり、南向きの部屋では10%程度価格が高くなる傾向がある。
・東向きの住まい
メリット:朝日が取り込める。日の出の時間からリビングが明るいため、朝の活動がしやすくなる。早起きタイプにおすすめ。
デメリット:午後は日当たりがいまいち。
・西向きの住まい
メリット:年間を通じて明るい。午前中は間接光で明るく、午後には直接日差しが入ってくるため、年間を通じて明るい。冬はその熱で室温が高くなるため暖房費の節約になる。
デメリット:午後の日差しが強く、特に夏の西日は部屋に暑くする。
・北向きの住まい
メリット:価格が安い、床や家具などは日光の影響で色褪せない。
デメリット:一年の大半は日差しが望めない。