ふと、どのくらい不動産を買えば働かなくて良くなるのだろうと思い、実際いくらのキャッシュフローが毎月入ってくればのんびり暮らせるか考えてみた。
一応生活費は月額15万円程度(海外移住も選択肢に入れる)とすると、不動産で得られるキャッシュフローが15万円あればいいことになる。
グロス(総賃料収入)でもネット(総賃料収入-経費)でもなく税金対応込みでのキャッシュフローまで計算しておけば安心である。案外税金の支払いもばかにならない。
キャッシュフローの手取りの5倍をグロスとすると、年間900万円分のグロス収入が必要でcap rate 3%をつかって物件価格を割り出すと3億円となる。
つまり、3億円分不動産をcap rate 3%で運用すれば、不労所得生活が実現できるということ。
少し目標がクリアになってうれしくもあるがローンの問題がある。
実際ローンは作れるのか?作れる。住宅ローンと違い、投資用・事業用ローンとなるので年収の5倍などという制約はないようだ。
頭金の2割を用意すれば残り8割はローンをつけてもらえそうである。
さて、ローン付けをしてもらったところでローンの月返済がネット収入をこえていたら話にならない。そこで4%前後の月額ローン返済の価格を調べてみた。
3億円の物件を一度に買うのはきついので1億円程度の物件から先に買うこととし、1億円30年ローンの月支払額を確認する。
(金利の参考は日本の海外ローンおよびHSBC)
金利:3.5%
月支払:45万円
金利:4.5%
月支払:50万円
1億6千万円のロサンゼルスの高級住宅の家賃が月50万円であったのを思い出すとぞっとする。物件価格が高すぎて、ローンを組んだら赤字が出るのだ。
物件価格が適正水準のものを探さないとだめだろう。
不況が来れば出てくるとは思うが、現状そのような物件が果たしてあるのか、でてくるのか日米含めて確認する必要があるようだ。