固定資産税の計算方法はRC造と木造では異なるのか気になり調べてみた。
結論から言うと、計算方法は一緒だが、計算式に代入する価格、国が定めた固定資産税課税標準額、が大きく異なるため固定資産税公課証明書などで事前にチェックする必要がある。
また、アパート・マンションの場合でも、小規模住宅用地の特例が戸数×200平方メートル以下まで適応されるので、固定資産税、都市計画税の軽減はキープできる。
一度RC造の区分マンションでシミュレーションをしている人はそのまま使って問題ない。
一般的には、RC構造の場合、木造構造に比べて固定資産税が1.3倍程度になるといわれている。
というのも、固定資産税評価額は、資産価値に応じて値付けされるため、RC造の建物は、木造や鉄骨造の建物よりも耐火性や遮音性、耐震性、耐久性に優れており、資産価値が高いと判断される。材料費もRC造のほうがかかるので理解しやすいだろう。
これは法定耐用年数にも表れており、木造22年に対して、RC造47年をみれば明らかである。
・固定資産税額の計算式(少なくとも東京・神奈川)
固定資産税額= 固定資産税課税標準額(国が決めた家の資産価値)× 税率(1.4%)
この課税評価額は土地と建物に分かれており、土地の場合、小規模住宅用地なら下記が適用される。
課税標準額(土地面積200㎡までの部分) =評価額×1/6
課税標準額(土地面積200㎡を超える部分) =評価額×1/3
建物の場合は特に軽減措置はないので評価額全額に課税される。
評価額 = 課税標準額
課税標準額は、3年程で見直しが入り、修正されている。
シミュレーションをする前に評価額を業者に取り寄せてもらって確度が高い計算を行おう。