ちょうど高級住宅街の空き家を見せてもらえることになったのでおじゃましてきた。
見せてもらったのは学区も最高ランクの丘上の住宅街エリアである。 米国の高級住宅街はもっぱら商業エリアから少し離れたひっそりしたエリアにあるとのこと。
日本でいう高額物件、駅近物件などはむしろ安い物件のほうにはいる。
というのも、車社会なので公共交通機関は日常的に使わないし、夜間の商業エリアはいろんな人がいて物騒だということもあるようだ。
外観は庭がついた、すこしおしゃれな平屋という感じを受けたが中に入ってみると上中下の3つの階層に分かれており、
上階層が庭へと通じるベランダとキッチン、家族用食卓、そしてパーティー用食卓、
中階層がパーティーの主会場となるリビング、昔ながらの炉
下階層が各人の寝室とゲスト用寝室そして家族団らん用の部屋
となっていた。 庭からは眼下に広がる海がみれて、素晴らしい景色である。
家の構造からも米国人の富裕層がどんな生活をしているのかが見て取れる。
ちなみに、高級住宅地の賃貸家賃はどれくらいになるかというと最低月40万円で50万円前後をうろうろするようだ。庭師代は月2万円程度。
高いなあ、と思っていたが、結構日本の駐在の方も住んでいるようだ。
特に車系の人は月30万円の家賃補助、役職が高いと40万円以上の補助がであるので、
子供がいる場合にはなんとか学区がいいこのエリアに住もうとするようだ。
聞いた話では一般的な駐在の家賃補助でも20万円程度と新卒の給料と同程度の金額がもらえるようだ。すごい。
また、動物園に行かなくても野生の孔雀が道端を余裕で歩いているので動物が好きな人にはたまらないだろう。孔雀、アライグマ、リスなどが庭に勝手に侵入し、くつろいでいることが多々あるらしい。
孔雀がいる理由はガラガラヘビを捕食するからである。
以前この地帯は砂漠であったのでガラガラヘビがかなり出た。そこで、行政が孔雀を放ち、ガラガラヘビの排除に乗り出したという歴史がある。
孔雀は今も法的に守られており、人間は危害を加えてはならないことになっている。インドの牛のようなものか。
私も孔雀と戯れられるよう努力しよう。