台所を歩いていて床のきしみを感じたことはないだろうか。このきしみの原因の一つとして、シロアリによる被害がある。
シロアリという単語を聞き、ものすごく古い建物にしかいないだろうと流していたが、実はそうでもないことが分かった。
下記に調べたことをまとめる。
シロアリは、家の中でも台所、風呂場、洗面所、便所などの湿気のある水回り周辺を好む。
このような水回りは、木材が湿気ているため、シロアリにとって快適な環境になりやすいようだ。
彼らは木材はもちろんのこと、畳や紙、ときには電気コード、発泡スチロール、木綿や麻の衣類に至るまで、あらゆるものを食べる。
まだ新しい家でコンクリートの亀裂などもないのでうちには入ってこられないと思っていたら大間違いである。
彼らは各種配管の隙間を通り、コンクリート基礎と木材土台の境目から侵入してくるというのだ。地下に張り巡らされた配管が彼らの散歩道になっていたのだ。
どの家にもシロアリから免れる道はないといえるだろう。
一旦侵入を許せば、建物の構造が弱くなるだけでなく、衛生面も悪化する。
というのも、シロアリの糞をもとにカビ・ダニが繁殖し、さらにそれらを捕食する害虫・ねずみを呼びこむなど負の連鎖につながるからだ。
また、シロアリによる被害は建物に起こるさまざまな損害を補償してくれる火災保険の補償対象ではなく、自費ですべて対応しなければならない。
つまり、シロアリは致命的な被害を我々に与えるということだ。発見し次第なるべく早急に対応しなければならない。
では、どのように彼らの侵入を気づけばよいのか。
まず、「羽アリ」がいないか確認する。4月~7月にかけて、女王アリが生まれ育った巣を離れ、新しい巣を作るため、羽アリになって飛び立つ習性があるのだ。
次に、柱を金槌で叩いてみる。
シロアリの被害がある場合、金槌で叩くと、空洞音がする。浴室や洗面所の柱の下の方を叩いてみて、他の場所を叩いたときにくらべて違和感を感じた場合、シロアリがいる可能性が高い。
最後に、近所でシロアリが発見されたかどうか聞き込みをする。近所にシロアリが住みついていた場合、自分の家にも侵入している可能性が高い。
油断せずに、しっかり観察し、兆候を見つけたら業者に即相談しよう。